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2歳と一緒に箱根の旅・星の王子さまミュージアム

箱根では、星の王子様ミュージアムとポーラ美術館で、それぞれ1時間ほど過ごす予定でした。

事前に調べたネットの情報では、「星の王子さまミュージアムの所要時間は、約1時間。よほど好きでなければ、30分で見て回れる規模。」とあったので、「1時間もあればじゅうぶんかな」と思っていたのです。

しかし。

けっきょく私たち、星の王子さまミュージアムに2時間近くいました。

夫に「雪が降ってきたよ。下手したら移動できなくなる。もう出なきゃ。」と言われてしぶしぶ立ち去ったのであって、本当はまだまだ帰りたくないくらいでした。いつまでもそこにいて、王様や灯りをつける人を見続けていたい。

そう。私は、「よほど好きな人」だったのです。自分では気づいていなかったけれど。
星の王子様ミュージアム1

作られた人形たちは、映画『星の王子さまと私』そのままで、まるで映画の世界を歩いているかのようでした。
星の王子様ミュージアム2

星の王子様ミュージアム5

星の王子様ミュージアム3

星の王子様ミュージアム4

撮影禁止の著作物の中には、『星の王子さま』の原画・原稿や、サンテグジュペリが小学生のころに描いた絵など、大変貴重な資料がたくさんありました。とくに子供のころの落書きは、すでに天才だったのだと感心して見入ってしまいました。

2歳の次女はやや飽き気味ではありましたけれども、ところどころにスタンプを押すところがあって、それなりに楽しめていたようです。

星の王子様ミュージアム6

冬でしたので、庭のバラたちはお休み中でした。花の咲く時期にまた行けたら、バラの花がたくさん咲いていて、いい雰囲気なんだろうな。

星の王子さまミュージアムに長居してしまったので、ポーラ美術館には行けず。このあと小田原駅前で昼食になります。

箱根には、いつか(次女が長女くらい聞き分けるようになったら)ゆっくり滞在して、美術館めぐりをしてみたいです。星の王子さまミュージアムにも、バラの咲く季節にまた行きたいです。そして「こんなに長くいる人はじめて」といわれちゃうくらい、ゆっくり、ゆっくり過ごしたいな。

2歳と一緒に箱根の旅・富士屋ホテルの朝ごはん

旅行3日目の朝です。富士屋ホテルにて、朝ごはんをいただきました。

ベビーリーフのサラダ。私は「にんじんドレッシング」をチョイスしました。
サラダ子どもにも同じサラダがつきます。ベビーリーフって、大人はよく食べているけど、子どもに食べさせたことはなかったので、「あれ?だいじょうぶ?」と一瞬心配してしまいましたけれども、胡麻ドレッシングを選んだ長女は「おいしい!ドレッシングがおいしいから、野菜も食べれる!」と言って完食していました。成長を感じるなぁ。

サラダのあと、夫が選んだのは「パンケーキ富士屋ホテル風」
パンケーキ薄く焼いたパンケーキが重なっているところが「富士屋ホテル風」なんだそう。他に、メインとしてソーセージを選びました。

娘は「フレンチトースト」
フレンチトーストフレンチトーストも「富士屋ホテル風」と「ふつう」のがあって、これは「ふつう」のほう。でも、分厚くて、パンの耳は切り落としてあって、なんだか贅沢なかんじです。他に、メインとしてハムを選んでいました。

そして私は「ポーチドエッグ」を選びました。
ポーチドエッグ卵が2つ。特製のソース。たまごの下にはベーコンとパンが敷かれていて、ボリュームたっぷりです。

たまごを割ってみると、中から黄身がとろーり。ソースをたっぷり吸ったやパンやベーコンに、たまごをからめていただきます。
ポーチドエッグ(とろり)

テーブルには、いちごジャム、ブルーベリージャム、マーマレード、はちみつ、メープルシロップがたっぷりの量で置かれています。とくにジャムは、どれを食べても香り高く、でもしっかりと煮詰めてある濃厚なお味でした。

次女はジャムをおかずにジャムを食べ、それからパンをちょっぴりかじる、という状態で。お皿に乗せたジャムをなめているあいだはあまり手がかからず、比較的ゆっくり朝食を楽しめたのでよかったです。

ジュース類も、食前用、食後用と選べましたので、次女のための追加注文は必要なく、私のセットについていた牛乳やオレンジジュース、パンなどで十分でした。

食後はまた庭に出て、鯉にエサをやりました。再び、200円×2袋。
鯉
旅行の帰り道に、「なにがいちばん楽しかった?」と聞いたら、「こい!」「こい!」「鯉にエサをやったの!」と答えていた娘たち。楽しんでくれたのはうれしいけど、それって、地元でもできるんじゃね・・・?と複雑な思いがしたものです。

2歳と一緒に箱根の旅・富士屋ホテルで鯉と遊ぶ

夕食のあと、子どもたちは庭に出て、鯉のエサやりをしました。
鯉1
ホテルの庭に出るドアの前に、鯉のエサが売られています。一握りくらいの鯉のエサが小さい袋に入って、なんと200円!

旅先で金銭感覚が壊れている私は、姉妹それぞれに買ってやりましたよ。400円!!

鯉のエサは1日限定20個なのですが、夕食を食べ終えた午後8時でも、そうとう売れ残っていました。あまり人気ないのかな、鯉。。。

そんなわけでおなかが減っていたのか、鯉の大群(?)が押し寄せてきます。
鯉2

MMK!(もててもててこまる)IMK!(いやむしろこわい)
鯉3

鯉のエサやりをしたあと、地下にある資料室を見学。
富士屋ホテル1 私がポスターの前でかたまってしまったので、子どもたちが「ママー、なに?どうしたのー?」と聞いてきます。昭和29年の接収解除(昭和20年に終戦を受けて連合国軍に接収され、一般営業を停止していた)を知らせるポスターを見て、タイムスリップしたような不思議な感覚に包まれていました。

2歳と一緒に箱根の旅・富士屋ホテルの復刻ディナー

2日目の夕食は、午後6時開始。ちょうど次女(2歳)がこの直前に眠ってしまい、ホール係の女性が赤ちゃん用のクーファンを持ってきてくださいましたので、そのまま私のそばに寝かせ、子連れとは思えないほど静かなディナーの始まりとなりました。
ディナーすでに相当でかくなっている次女(身長94cm)、寝かせた瞬間クーファンから足がビョーンと飛び出し、ウェイターの若い男性にクスッとされてしまいました。

そんなこんなで、箱根「富士屋ホテル」の復刻ディナーコース。はじまり、はじまり。

箱根路のバラ キャビア添え~1989年メニューより~
ディナー1先にメニューを見て、「バラの花びらのサラダなのかな?」と思っていたので、サーモンでできたバラを見て意表を突かれた感じでした。

フォアグラのソテー 茸とマスカット添え~1989年メニューより~
ディナー2

コンソメスープジュリエンヌ風~1916年メニューより~
ディナー3

目出鯛海老チーズ焼き~1966年メニューより~
ディナー4

海老アレルギーな私は、こちら。スズキのチーズ焼きです。
ディナー5

ここでシャンパンを注文。「ペリエ」だったかな?辛口で甘くないシャンパンで、魚にも肉にもよくあいました。最初から頼めばよかった。
ディナー6

牛フィレ肉のステーキ ジャルディニエール風~1903年メニューより~
ディナー7このお肉の、なんとおいしいこと。やわらかくて、しっとりしていて、ほんのり甘くて、軽くて、デザートと言ってもいいくらいです。お魚の時点ですでにおなかがいっぱいになっていたのですが、一口ごとに別腹が発生して、するする口の中に消えていきました。今から100年以上前にあったメニューだなんて、信じられない。当時、どんなお方が召し上がったのでしょうね。

ガトーオペラ バニラアイス添え~1955年メニューより~
ディナー8ステーキの途中で次女が起きてしまい、立ち上がってあやしながら、味わう余裕もなく大きな口であわてて食べました。

写真は、雰囲気的に無理そうならあきらめようと思ってましたけれども、周りのテーブルでもスマホで撮影してる人が多かったので、気兼ねなく(でもこそっと、ささっと)撮ることができました。

さて、寝起きで機嫌の悪い次女(2歳)がここから何を食べたかというと、フランスパン(私の)、コンソメスープ(追加注文)、フルーツ(いちご・追加注文)でした。それに、フィンガーボウルの水を飲みました(いちおう止めたんだけど、聞きやしない)。部屋に戻ってから、前もって買っておいたコンビニのおにぎりも食べました。

2歳と一緒に箱根の旅・富士屋ホテル

2泊目の宿泊先は「富士屋ホテル」。10数年前、まだ子どもがいなかった新婚の頃に夫婦で泊まったことがあり、「いつかはまた来たいね」と言っていたお宿でした。念願かなって感無量です。
富士屋ホテル1(部屋から撮影した正面入り口の写真です。)

富士屋ホテル2(こちらも部屋から撮影した正面右側の建物。食事処です。)

今回は、長女がヘレンケラーの伝記を読んで気に入っていることから、「ヘレンは日本に来たとき、ここに泊まったんだよ」と教えたくて、予約しました。

ロビー近くのカフェを横目に、お部屋に進みます。伝統的な雰囲気が「千と千尋の神隠し」みたいで、7歳の長女はもちろん、2歳の次女も喜んでいました。
富士屋ホテル3

富士屋ホテル4

富士屋ホテル5(宿泊した部屋の廊下から見える建物。和風で趣があります。)

私たちが宿泊したのは、花御殿「桜」のお部屋。
富士屋ホテル6

キーホルダーは伝統を感じさせる木札で、
富士屋ホテル7

カギさえも芸術品のようです。
富士屋ホテル8

私のカメラでは広さをお伝えするのがむずかしいので、ここだけはホテルのHPから写真をお借りして紹介しています。かなり広いお部屋です。
富士屋ホテル花御殿(桜)

次女はさっそくベッドに寝かされ、
富士屋ホテル9

長女は書斎スペースでホテルのパンフレットを読んでいました。
富士屋ホテル10

富士屋ホテル11

じつはこの花御殿「桜」は、あのヘレンケラーさんが宿泊されたお部屋だそうです。帰宅後にHPを見てスイートルームだったことを知って、ドキドキが止まりませんでした。予約のとき「花御殿」とだけお願いしていて、部屋指定はしていなかったのですけど、お宿のほうでアップグレードしてくださって、特別に泊まることができました。定員3人なので、次女が大きくなった頃にはもう一緒には泊まれないのかも。家族4人、貴重な体験をさせていただきました。