「パパがいないから、今日はカップラーメンにしよう」と言うと、子供は飛び跳ねて喜びます。「カップラーメン」と言いながら、ラーメンじゃなく「どん兵衛」なんですけどね。
できたては熱くて食べれないので、お皿の上でさますのですが、きつねにかまぼこを乗せて顔を作ってあげると、またまた喜びます。
娘は「パパがいないと楽しいね!」と言うんですけど、それは私が全力で手抜きをしてるから。毎日これでは持ちません。
「魔法の美術館-見て、触れて、遊ぶ 光のアート-」を見るため、秋田県立近代美術館に行ってきました。おもしろかった!!
家に帰ってからも、ビデオで撮影した動画を映画のように壁に写してみると、子どもたち(とくに長女)は大喜びで。壁に向かってタッチ!タッチ!と跳ねています。雨の日や雪の日の運動不足解消によさそうだから、もっといっぱい動画を撮っておけばよかったな。
今年の冬は、光の美術館のマネをして、家で子供をハネさせる遊びを考えてみようと思います。
美術館のあと、七夕絵どうろう祭りに行きました。
長女が2歳半の冬に犬っこまつりに行って以来、3年半ぶりの湯沢市です。大きな店はなくなってしまったけど、小さくておしゃれな店があちこちにできていて、市役所も新しくなってギャラリーができていて、ワクワクするような魅力的な町になっていました。
次女がもう少し大きくなったら、みんなでぶらぶら散策してみたいです。
しばらくブログを更新できず、すみませんでした。近況報告を兼ねて、うちの赤ちゃん(生後11か月)がかかっている手足口病について経過を書いておきたいと思います。
1日目(火曜日) 午後4時ごろ、保育園から38.5度の熱があると職場に電話がありました。この時点で保育士さんは「めだった発疹はないけど、流行っているから手足口病かもしれない」と言っていました。午後5時にかかりつけ医を受診したとき、熱は37.6度まで下がっていて、発疹もなく、のども赤くなっていないので、抗生物質と風邪薬(カロナール)が処方され、「あした熱がなければ保育園に行っていい」と言われました。本人はいたって元気で、お姉ちゃんときゃあきゃあ言って遊んでいました。食欲も旺盛でした。
2日目(水曜日) 明け方に38.3度の熱が出て、保育園をおやすみしましたが、午前中はとても機嫌がよく、昼頃には37.4度まで熱が下がり、午後は靴を履かせて家の周りを歩かせたりしました。(このころ、かなりよだれが多かったのですが、「また歯が生えてくるのかな」と思って気にしていませんでした。)午後5時ごろまでは機嫌よく、ひとりで食パンをちぎって食べたりしていました。夕食は、午後7時ごろ。カレー(ルーを入れる前)から取り分けたジャガイモとタマネギをいやがって食べず、ごはんもあまり喜ばず、ヨーグルト(ベビーダノン)を2つ食べました。
夕方パンを食べたから、おなかがすいてないのかな?と思っていたのですが、夜9時ごろから機嫌が悪くなり、ぐずってずっとおっぱいにくっついていました。いつもは夜9時、夜中1時、朝6時にミルクを200cc飲むのですが、哺乳瓶を口に入れるといやがって、1度も飲めませんでした。なんでもいいから水分をと思って、大好きな味噌汁(水で薄めたの)をお皿で飲ませ、ほしがるままにヨーグルトやおかゆの上澄みを食べさせました。
3日目(木曜日) 朝、やはり哺乳瓶を嫌がり、とうとう母乳もいやがるようになり、コップで牛乳を50cc飲ませました。いつもは1日に2回うんちをするのですが、火曜日の朝したのが最後で、2日間出ていないことから、午後にになって小児科を受診しました。小児科のお医者さんは、女の先生です。
「火曜日に熱が出て、処方された薬がまだ残っているのですが、昨夜からまったくミルクを飲まず、うんちも2日間でていないので受診しました。」
と言うと、
「もしかして、よだれが多くないですか?」と聞かれ、
「あっ、多いです」と答えたら、
「手足口病ですね。口の中がひどい血だらけの状態で、そうとう痛いと思います。それでミルクも飲めないんですね。味噌汁でも、うどんのつゆでもなんでもいいので、水分と塩分を取らせるようにしてください。便秘の原因は、抗生剤です。仲良くしてくれる菌も死んでしまいますので。手足口病に抗生剤はきかないので、今すぐ飲むのをやめてください。今日は浣腸で便を出しましょう。痛み止めの座薬を出しておきますので、痛がるときは使ってみてください。」
と言われました。
抗生物質って、そうなんだ・・。うちの赤ちゃんは、薬を飲ませても「おいし~もっと~もっと~」とアピールしていたので、なんとも切なくなりました。浣腸した後、たまっていたものは全部出たようでしたが、痛み止めの座薬は入って行かなかったので、夕方と夜、2回試したけど、入れるのをあきらめました。
4日目(金曜日) 午前4時、哺乳瓶からミルクを飲むことができました。200cc飲んで、そのまま朝までぐっすり眠り、ほとんど1日中寝ていました。
5日目(土曜日) すっかりもとどおりの元気な赤ちゃんに戻り、しかも少し言葉を理解するようになりました。(「これ、パパにどーぞーして」と言うと、パパに持って行く。「おいで~」と言うと歩いてついてくる。「ごはん食べようか?」と言うと、こくんとうなづく、など。)
6日(日曜日)以降 元気です。絶食状態で飢餓状態になっているのか、ものっすごく食べます。
さて、手足口病になる前の週、夫が出張で家にいなかったので、1週間ほどシングルマザー状態を経験しました。いやはやなんとも大変な日々でした。手足口病の赤ちゃんを抱っこしながら、夫が帰ってきてからの発病で助かった、ひとりだったらどうなっていたことかと思ったことでした。
来月6歳になる娘が、何度も「読んで」と持ってくるのが、「こんとあき」です。
お話は、空っぽのベビーベッドから始まります。
ぬいぐるみの「こん」は、だれもいないベッドのそばに座って、そこに来るはずのあかちゃんを待っています。あかちゃんはまだ生まれていない。その時間の、ながいこと。こんは、これから生まれてくる赤ちゃんのために、おばあちゃんが作ったと思われるぬいぐるみの名前で、こんの存在そのものが大人の私の涙腺をゆるませます。
やがて、待ちに待った赤ちゃんは生まれ、「あき」と名付けられます。ちいさくて寝てばかりいた赤ちゃんが、はいはいをするようになり、立ち上がって歩くようになり・・・
そのうち、こんはだんだん古くなって、縫い目が破れてしまいます。こんを直してもらうため、2人は電車に乗って、2人だけで遠く離れたおばあちゃんの家に行くことになるのです。
電車の中でも、電車を降りてからも、次から次へとドキドキする事件が起こるのですが、子どもだけで電車に乗って、遠くの町に行く姿が、妹とふたりだけで祖母の家に向かった小学生の自分に重なって、不安な気持ちも、車掌さんのやさしさも、自分のことのように感じて、何度もうるうるっとします。私も、幼かった妹と向き合って電車に乗り、小さな手を引いて知らない道を歩いたんでした。
絵本もマンガも、もうひとりで読んでいる娘ですが、この本だけは「読んで」と言って持ってきます。そして「ここがドキドキした」とか「ここで泣きそうになっちゃった」とか、感想を話してくれます。同じことを、何度も、何度も。読むたびに話してくれます。
6年前のちょうど今ごろの季節、私も、長女が生まれるのを待っていました。そのころ猫たちは、空っぽのベビーベッドの下にもぐったり、オルゴールメリーをちょいちょいしたりして遊んでいました。
長女が生まれる前から私のそばにいて、長女が赤ちゃんのころは長女に乗っかられ、今は次女に耳をつかまれたり、しっぽをひっぱられたりしているちゅーすけ。
「こんとあき」を読んでからちゅーすけを見ると、あらためて、猫ってけなげだなぁと思うのです。