箱根では、星の王子様ミュージアムとポーラ美術館で、それぞれ1時間ほど過ごす予定でした。
事前に調べたネットの情報では、「星の王子さまミュージアムの所要時間は、約1時間。よほど好きでなければ、30分で見て回れる規模。」とあったので、「1時間もあればじゅうぶんかな」と思っていたのです。
しかし。
けっきょく私たち、星の王子さまミュージアムに2時間近くいました。
夫に「雪が降ってきたよ。下手したら移動できなくなる。もう出なきゃ。」と言われてしぶしぶ立ち去ったのであって、本当はまだまだ帰りたくないくらいでした。いつまでもそこにいて、王様や灯りをつける人を見続けていたい。
そう。私は、「よほど好きな人」だったのです。自分では気づいていなかったけれど。
作られた人形たちは、映画『星の王子さまと私』そのままで、まるで映画の世界を歩いているかのようでした。
撮影禁止の著作物の中には、『星の王子さま』の原画・原稿や、サンテグジュペリが小学生のころに描いた絵など、大変貴重な資料がたくさんありました。とくに子供のころの落書きは、すでに天才だったのだと感心して見入ってしまいました。
2歳の次女はやや飽き気味ではありましたけれども、ところどころにスタンプを押すところがあって、それなりに楽しめていたようです。
冬でしたので、庭のバラたちはお休み中でした。花の咲く時期にまた行けたら、バラの花がたくさん咲いていて、いい雰囲気なんだろうな。
星の王子さまミュージアムに長居してしまったので、ポーラ美術館には行けず。このあと小田原駅前で昼食になります。
箱根には、いつか(次女が長女くらい聞き分けるようになったら)ゆっくり滞在して、美術館めぐりをしてみたいです。星の王子さまミュージアムにも、バラの咲く季節にまた行きたいです。そして「こんなに長くいる人はじめて」といわれちゃうくらい、ゆっくり、ゆっくり過ごしたいな。