2日目の夕食は、午後6時開始。ちょうど次女(2歳)がこの直前に眠ってしまい、ホール係の女性が赤ちゃん用のクーファンを持ってきてくださいましたので、そのまま私のそばに寝かせ、子連れとは思えないほど静かなディナーの始まりとなりました。
すでに相当でかくなっている次女(身長94cm)、寝かせた瞬間クーファンから足がビョーンと飛び出し、ウェイターの若い男性にクスッとされてしまいました。
そんなこんなで、箱根「富士屋ホテル」の復刻ディナーコース。はじまり、はじまり。
箱根路のバラ キャビア添え~1989年メニューより~
先にメニューを見て、「バラの花びらのサラダなのかな?」と思っていたので、サーモンでできたバラを見て意表を突かれた感じでした。
フォアグラのソテー 茸とマスカット添え~1989年メニューより~
コンソメスープジュリエンヌ風~1916年メニューより~
目出鯛海老チーズ焼き~1966年メニューより~
海老アレルギーな私は、こちら。スズキのチーズ焼きです。
ここでシャンパンを注文。「ペリエ」だったかな?辛口で甘くないシャンパンで、魚にも肉にもよくあいました。最初から頼めばよかった。
牛フィレ肉のステーキ ジャルディニエール風~1903年メニューより~
このお肉の、なんとおいしいこと。やわらかくて、しっとりしていて、ほんのり甘くて、軽くて、デザートと言ってもいいくらいです。お魚の時点ですでにおなかがいっぱいになっていたのですが、一口ごとに別腹が発生して、するする口の中に消えていきました。今から100年以上前にあったメニューだなんて、信じられない。当時、どんなお方が召し上がったのでしょうね。
ガトーオペラ バニラアイス添え~1955年メニューより~
ステーキの途中で次女が起きてしまい、立ち上がってあやしながら、味わう余裕もなく大きな口であわてて食べました。
写真は、雰囲気的に無理そうならあきらめようと思ってましたけれども、周りのテーブルでもスマホで撮影してる人が多かったので、気兼ねなく(でもこそっと、ささっと)撮ることができました。
さて、寝起きで機嫌の悪い次女(2歳)がここから何を食べたかというと、フランスパン(私の)、コンソメスープ(追加注文)、フルーツ(いちご・追加注文)でした。それに、フィンガーボウルの水を飲みました(いちおう止めたんだけど、聞きやしない)。部屋に戻ってから、前もって買っておいたコンビニのおにぎりも食べました。