カテゴリー別アーカイブ: 絵本・児童書

大好き!リサとガスパール

次女がリサの絵本と、リサのぬいぐるみを持ってきました。

「そうそう、おんなじね!」
リサとガスパール (1)

リサとガスパール (2)

リサとガスパール (3)

私はリサとガスパールシリーズの絵本の中で、この『リサ こねこをかう』が一番好きです。リサが親の言うことを聞かないで勝手なことをしたのに叱られずにすんで、お姉ちゃんのビクトリアが怒る、というところが、ほんとうに子どもらしくて、いじらしくて、かわいくて、たまりません。

初めてヴィレッジヴァンガードで立ち読みしたとき、「これは子どものための絵本じゃない!大人のための本だ!」と確信したものです。

自分のために買って、子どもが生まれる前から持っていた絵本。自分の子に読み聞かせるのは、いまだに不思議な感じがします。

大どろぼうホッツェンプロッツ

このブログのコメント欄で、ムガ虎さんが教えてくれた「ホッツェンプロッツ」を図書館から借りてみました。おもしろかった!長女はひとりで2日かけて読み終え、その後私も読みました。
ホッツェンプロッツ
大人なら1時間くらいで1冊読めてしまうボリュームなのに、ピンチに次ぐピンチでハラハラどきどき、魔法あり、だまし合いありの大冒険です。RPG好きにはたまらない感じでした。この話、好きだなぁ。

3部作だそうで、続編を読むのが楽しみです。

それにしても長女の本好きが加速しています。朝起きたらパジャマのまま、もう読書です。1分でも1秒でも、本を読みたい。1行でも多く読みたいって。
猫と読書 (2)

この日読んでいたのは、「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ。休日だったので、1日で1冊と半分読んでしまいました。猫と次女が邪魔しなければ、2冊読んでしまったかも。このあと、ホッツェンプロッツに突入するのでした。
猫と読書 (1)

私自身も読書好きでしたけれど、絵本から児童書への移行は長女のほうが早いです。次はどんな本を読ませようかな。

ちなみに、私が一番好きな作家は幸田文さんです。とくに次女が生まれてからは、幸田文さんの「みそっかす」を思いだして、ご自身も次女である幸田さんをなおさらいとおしく感じます。夫には「みそっかすって言うな」と言われるんですけどね、思い入れのある言葉なのですよ、みそっかすって。

ルドルフとイッパイアッテナ

いま、娘は『ルドルフとイッパイアッテナ』を読んでいます。私自身が子どもだったころ、すごくおもしろいと思って読んだ本です。
ルド
記憶していた以上に、字ばっかりのページが多いです。私が読んだときは10歳くらい(小学3~4年生)にはなっていたと思うので、6歳でこれを読むのはなかなかすごいと思います。

この本を最初に見たとき、娘は「ぜんぜん読めない」と言いました。「いまはまだ読めなくていいんだよ。おもしろいから、読んであげる」と言って、ルドルフが迷子になったところから、イッパイアッテナと出会う場面までを読んであげていたら、だんだん物語に引き込まれていったようで、「なんか読める気がしてきた」と言いだしました。

ひとりで、蓄暖の前に子ども用のイスを置いて、猫のそばで読んでいます。
ルド2
「ねぇ、ねぇ、猫の足の角度がそろっていて、おもしろいよ」と教えてあげたかったけど、本に夢中だから話しかけずにおきました。

娘が図書館から『火垂るの墓』を借りてきた

保育園の年長組全員で、図書館に行ったそうです。そして全員が1冊ずつ、自分で選んだ本を借りたそうです。

「あのね、『火垂るの墓』にしたの」と娘。

「えぇー、ママは泣いちゃうから、読みたくないよ」

「そう言われると思ったんだけど、どんな話か知りたかったから」

はぁ。夫と私がよく「あれだけはだめだ。自動的に泣いてしまう。トラウマだ。」などと話しているのを聞いて、かえって興味を持ってしまったのですね・・・。

しかたないので、「泣くかもしれないけど」と先に言って、夫が帰ってくる前に読んでやりました。

火垂るの墓

途中、せつこが「おかあちゃんはもう死んではるんやろ」「おばちゃんから聞いてん」という場面になって、清太が初めて涙を……というところで夫が帰ってきて、私は夕食の準備に入り、娘は一人で寝室に行って、隠れて続きを読みました。

しばらくたって、リビングに戻ってきた娘は、「ひとりで全部読んだよ。泣かなかった!」といばっていました。6歳ではまだ、清太の無念さはわからなかったみたいです。

ただ、親が死んで苦労した話だということはわかったようで、お風呂で、「ママは火垂るの墓みたいにならないでね。わたし、しんぱいになっちゃって」と言ってきて、夫に「だから読むなって言ったんだ!」と言われていました。

読んだ本の中で悲しいことがあって、それが心に深く刺さって、もう何年も抜けないままになっていることが、私にもいくつかあり、できれば娘には、その本を読んでほしくないと思います。「読むな」と言うかもしれません。でも、読むのよね。「読むな」って言われたら、必ず読むね。

親がどんなに石ころを片づけようとしても、子どもは自分で、石ころだらけの道を歩いて行ってしまう。それで、意外とケロッとしてる。『火垂るの墓』を読んだ娘の反応を見ていて、そんなことを思った夜でした。

しろねこしろちゃん

パパ~、えほん読んで~
しろねこしろちゃん1

しろねこしろちゃん
しろ2

まっくろなおかあさんねこから こねこがうまれました。まっくろなこねこが さんびきと まっしろなこねこが いっぴきです。みんな おかあさんのおちちをのんで どんどんおおきくなりました。
しろ3
あるとき しろいこねこのしろちゃんは じぶんだけが まっしろなことに きがつきました。

仲良しに見えるふたりですが、ふだんは全力でパパから逃げてます。

パパっ子スイッチ、どこにあるのか、よくわかりません。いつもこのくらいパパっ子だったら楽なんだけどなぁ。