カテゴリー別アーカイブ: 4.趣味

北村薫『月の砂漠をさばさばと』

最近読んだ本。

北村薫『月の砂漠をさばさばと』

9歳の女の子・さきちゃんと、おかあさんのおはなし。

台風の日に窓を開けていて、おかあさんに怒られるさきちゃん。風が強くて、地球が壊れそうだったから、自分の家で風を少し引き受けようと思ったんだって。みんなのために。

水道の蛇口をあけっぱなしにして、おかあさんに怒られるさきちゃん。テレビで川があふれそうなのを見て、川と水道はつなっがてるから、川の水を少しでも減らしてあげようと思ったんだって。

猫を飼いたいさきちゃん。アパートだから飼えないのは知ってるけど、遠くにいるノラ猫を、自分ちの近くにつれてきて、自分ちの近くにいるノラ猫にするのならいいんじゃない?って考える。

子どもって、かわいいなぁ。

大人から見たら「?」なことも、ちゃんと理由があるんだなぁ。

私もこないだ、長女がイチゴのシールを紙に貼ってなにか作っているのを見て、「それ、妹のシールでしょ。赤ちゃんだからって、わからないからって、勝手に使っちゃダメでしょ」って、言ってしまいました。

あとで、「しまった」って思った。私の誕生日だったから、ケーキを作ってくれていたんだ、って気づいて・・・。

気づいたとき、泣きそうになってしまった。いまも。

長女が9歳になったら、また一緒に読みたいな。

わさびの花

わさびの花って、見たことありますか?私は初めて見ました。白くて小さくて、かわいい花なんですね。
まるごとわさび (1)

なぜわさびの花を見たかというと、こんな立派なまるごとのワサビをいただいたから。
まるごとわさび (2)
友人のお母さんが生産者さんと知り合いなのだそうで、たまたまタイミングよくわが家まで回ってきたのです。すごいなぁ、これ。どこで売ってるんだろう。

根っこのほうは、さっそくすりおろして刺身につけて食べました。コツもなにもなく、いつも大根おろしをおろしているプラスチックのおろし金ですりましたが、ねっとりとして甘みがあって、とてもおいしかったです。

葉っぱと花は、さっとゆがいてしょうゆ漬けにするといいらしいです。

個人的にはそれほどきっちり辛さを引きだしたりとかしなくていいと思っているので、てきとうに食べてみようと思っています。でも、どんな味なのか、けっこう楽しみですなぁ。ふふふ。

『ku:nel』

雑誌『ku:nel』のリニューアル号が大変な話題になっていると聞いて、私もアマゾンのレビューを見ました。 すごく読者に愛されてきた雑誌なんだと、あらためて感じました。

私も、創刊号からの読者でした。けれど、ハウスメーカーで家を建ててからは、読まなくなってしまいました。

旧宅は、こんなかんじの家だったので、『ku:nel』の世界観が自分にピッタリだったんですけど、なんとなく新しい家で読む気持ちになれなかったのです。
棚

新築から5年目の今、少しずつ旧宅での暮らしに戻りつつある部分があり、またクウネルを読みたいなーと思っていたところだったので、リニューアルにはいろいろ感じるものがあります。

完成度の高い雑誌だから、古い号も 読みごたえがあり、内容が古くならないのかな。そこが販売部数の伸び悩みにつながったのかな。切ないです。

シーズンズ パディントン どっち見る?

ブログの記事から1日しか経っていませんが・・・平日おやすみが取れたので、速攻で長女と映画デートをしてきました。

「シーズンズ」を観ようと思っていたんですけど、同じ時間に「パディントン」もやっていて、「どっちにする?」と聞いたら「こっち!」と。

パディントンになりました。
パディントン
いやぁ、おもしろかった~。めっちゃ心があったまったぁ~。

「ぶっ」「ぷっ」と吹き出してしまう場面の連続でした。いいなぁ、コメディって。気持ちがさっぱりするなぁ。

映画の後、本屋さんや雑貨屋さんを回って文房具や友人の出産祝いなどを買い、カフェでランチもでき、長女は元気になっております。

もうそろそろ次女と夫が帰ってくるので、とりあえずご報告だけ。

包丁は、めぐる

うちの包丁は、学生時代から使っているアムウェーの包丁です。(写真下)
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自分で買った記憶はなく、学祭の準備かなんかで大人数で集まって料理したときに誰かが忘れていったのだったと思います。当時はみんなてきとうに暮らしていたので、鍋やザルやボウルや皿など、誰のかわからないものがあっても普通に使ってました。(誰のかなんとなくわかるんだけど、友だちの友達だったりして直接の連絡手段がない場合も。)

そして包丁はそのまま、なんだかんだで使い勝手がよく、20年も使ってきてしまいました。

さすがに、「いいかげん、自分でいい包丁というものを買うべきなのでは?」と思いたち、最近、ヘンケルスの包丁を買ってみたのです。(写真下)
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すると、古い包丁をじーっと見ていた夫が「これ、ヘンケルスなんだな。アムウェーの包丁はヘンケルスなのか。」と言うではないですか。よーく見ると小さく小さく「ヘンケルス」の文字が読めるんだそうで。なんとまあビックリおんなじか。

できるだけ慣れた包丁と似たカタチと大きさのものを探して、メジャーで刃渡り(18cm)を測って購入したものでしたが、まさかどんぴしゃで同じのを買ってしまうとはね。

めぐりめぐる不思議な縁を感じ、けっきょくまだ、古い包丁を使っている私です。うーん、まさかの一生もの?