土曜日の夕方、窓をあけたら、隣の庭木にアメシロ(毛虫です。正式名称は、アメリカシロヒトリ)がついてミズキの木が真っ白になっていました。
昨年も同じ木が真っ白になって、なにもしないで見ていたら毛虫たちは我が庭に進出し、イチゴが全滅してしまったので、今年は気づいた時点でなんとかしたいと切実に思いました。初期であれば駆除はごく簡単で、毛虫がついた葉や小枝を切るだけです。うちでも何度か剪定ハサミで小枝を切っています。
ですが、他人の家の木を無断で切るのは犯罪だというし、許可を取りたくても隣家のおばあちゃんは施設に行っていて、ほとんど空き家状態です。都会に出た息子さんを時々見かけるけど、連絡先はわかりません。あいさつしたときに連絡先を聞いておけばよかった。夫も私も、そこまで気が回らなかったことが悔やまれます。
仕方がないので、土曜のうちにご近所さんや町内会長、副会長、民生委員のおばさんに直接話したり電話をかけたりしました。最初は、みなさん「連絡先?わからないね、こまったね」だったのですが、放置すれば広範囲に及ぶこともあって徐々に話がまとまり、今回はとにかく噴霧器を貸してもらって、町内会で所有している薬剤を、うちの夫がプシュプシュかけることにしました。
そんなわけで日曜日の昼さがり、夫が毛虫に薬をかけました。(カッパを着て、マスク・メガネをして)
白い毛虫は、木からぽとり、ぽとり、と落ちていました。自分の庭では極力殺虫剤を使わないようにしているのに、なんとも複雑な気持ちでした。
誰のせいでもない、悪い人はいない・・・それでも、トラブルは起きてしまう。今度、隣人の帰省に気がついたら、連絡先を聞いておかなくてはと思ったことでした。
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