春が近づいて、去年の今頃のことがリアルに思いだされます。
去年の今頃はまだ、ハウスメーカー選びをしていました。
何もわからなかった私たちが最初に行ったのは、タマホームでした。展示場には、そのまま住めそうなリアルサイズの家が3~4件並んでいました。
夫は冷静に「蓄暖1台で全館暖房をまかなう、と言ってるけど、嘘だな。エアコンもついてた」とか「全体的に安普請な気がする」とか言っていましたが、寒い家に住んでいた私には、まぶしいほど明るく、あたたかく思えました。
ベテラン(というか高齢?ごめんなさい)の営業さんに案内してもらい、商談スペースへ移動すると、そこには本物のウサギが飼育されいて、ゲームやおもちゃもあり、サービスが充実していると感じました。
いま思うと、最初にタマホームに行ったことはラッキーでした。営業さんはさまざまな資料を用いて、家づくりの基本を、どこよりも熱心に教えてくれました。
その日のうちに詳細な見積りもいただきました。家づくりにかかる税金や、諸費用のことが具体的に示してあり、非常に見やすい、わかりやすい見積書でした。のちに他社からいただいた見積とつき合せて比べても、どこが削れる費用で、どこが削れない費用なのか、一目瞭然でしたから、私たちにとっては優れた「ものさし」でした。
なぜ、タマホームとそれ以上話がすすまなかったのでしょう。事情はよくわからないのですが、営業さんが転勤か退社かされたようで、引き継ぎもなかったようで、その後まったく連絡が来なかったのです。
そんなわけで、私にとってタマホームは、無料で家づくりの勉強をさせてくれて、無料で子どもと遊んでくれて、詳細な見積書をくれて、おもちゃやチョコレートをくれて、コーヒーやジュースを何杯も飲ませてくれて、本物のウサギがいて、営業の電話がかかってこない、いい会社でした。
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