近所に住む娘の友だちが遊びに来て、デッキで遊ぶことがあります。
その日は、6歳と3歳の姉妹が来て、うちの娘と3人でおままごとをしていました。私は次女にひっぱられて近所を散歩させられており、ままごとの様子は夫が室内から見ていました。
そうこうしているうちに、夫がギャン泣きしている3歳の子を抱きかかえて走ってきました。「デッキから落ちた」と言って。姉妹のお宅はすぐ近くです。まずは一緒に行って、夫婦でその子のママに謝りました。
夫の話を聞くと、どうやら、お茶会ごっこをしていたようなのです。
おもちゃのティーポットから、おもちゃのティーカップにつがれた水を飲んだ3歳の子が、いきなりブルブルふるえて後ずさりをし、そのままデッキから落ちたそうです。
いきなりブルブルふるえたって・・えぇ?
家に戻ると、6歳の2人はまだおままごとを続けていました。話を聞いたら、庭の草をすりつぶしてお茶にしたようです。
「にがいんじゃないの?」と言うと、「お茶ってそういうものだから」って。
うーん、いつかはこういうことをすると思っていたけど、ついに来たか。私も昔は女の子だったから、草をつぶしてままごとしてたから、6歳女子2人の気持ちはわかりすぎるほどわかります。で、飲まされるのは、妹なんだよね・・。うぅ、妹・・。かわいそうな妹・・。
夕方、姉妹のお宅にお見舞いに行ったら、「もう元気になってママと買い物に行ったよ」とお姉ちゃんが教えてくれ、おばあちゃんは「遊んでたんだから、責任感じなくていいから」と言ってくれました。
あれから2週間たち、3歳の子は会えば元気に「おーい!○○ちゃんのママー!やっほー」と笑顔を向けてくれます。デッキから落ちたことで大けがはしなくてすんだみたいで、ほっとしています。
それでも、私はまだ、「こういうときは、賠償責任保険で補償されるはず。いざとなったら、お金のことは保険で解決しよう」などと、非情に、冷静に、頭の片隅で考えてもいるのです。