うちから少しだけ離れたところに、わが家と同時期に建てられた家々が並ぶ分譲地があります。新しい家が多く、きれいな住宅地なのですが、先日そこを通った時、「えっ」と思ったことがありました。
通りから見えるどの家も、窓のサッシの下から、黒いすじがついています。
「あれっ、うちはどうだったかな?自分が気にしてなかっただけかな?」と思って家に帰ってみると、汚れているようには見えませんでした。
夫は、「サッシの下になるところ、サイディングが凹って引っ込んでいるから汚れがめだちにくいんじゃない?うちの窓は全部そういうふうになっているよ。あえてそうしてるんじゃない?」と分析しました。
縦ラインのサイディングだから、汚れが下に流れていきやすいのでしょうか。他にも原因があるのでしょうか。ネットで検索してみたら、「黒い筋ができやすい家」の条件がいろいろ出てきました。
▼軒の出がほとんどない
▼外壁よりサッシが出ている or サッシが内側にへこんでいる
(サッシ下部が外壁面より1cm前後出ていれば問題ないですが、出過ぎorへこみすぎは黒すじの原因になるらしいです。)
▼水抜けの悪いフラワーボックスがある
▼横ラインに汚れが溜りやすい
家を建てるとき、間取りや暮らしやすさについてはよ~く考えましたが、外壁の汚れについて考えたことはありませんでした。そこまで指摘できる施主さんはなかなかいないと思うので、ほとんどが大工さんにおまかせの部分だと思います。
家の外観をきれいに保っている家って、じつは建てる段階からいろいろと工夫されているのかもしれません。ぜんぜん知らなかった。