ママが2人いればいいのに

夕食の片づけ中が、いちばん忙しい時間かもしれません。

夫と長女、準備するのは手伝ってくれるけど、自分が食べた食器は運んでくれるけど、食べこぼし、食べ残し、痛みそうなものは捨て、明日も食べられそうなおかずはラップして冷蔵庫へ……という作業は、私の仕事です。

食器洗いは夫の分担ですが、洗いやすいように鍋やボウルなどの大物は洗って寄せておく、食洗機の中の食器を棚に戻す、茶わんや皿を予洗いして種類ごとに重ねておく、という作業は、私がやっています。

家族はもうくつろいでいて、次女が「ママー、えほんよんでー」と言ってきます。

「あのねー、ママがもうひとりいたら、絵本読んであげたいんだけどね。片づける人はママしかいないからねー」と、お話しながら、作業していきます。

すると次女、

「あっ、もうひとりママがいればいいんだ!じゃあね、はーちゃんが、もうひとりママを産んであげるね!」

「えっ、いま?」と聞いたら、

「いまはむりだよ、はーちゃん、まだ赤ちゃんだもん。おっきくなってからだよ~」

そう言って、ケラケラ笑うのでした。

長女は、
「痛そうだから、わたしは産まないよ。ぜったい産まないよ!」と言っています。

次女は、
「はっちゃんが産むからだいじょうぶ!まかせておいて!」と言っています。

そうだね、いつかはママのこと、楽にさせてくれるんだよね。

何年後のことでしょうかねぇ・・・・。

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