私はクモを憎んでいるわけではなく、むしろ面白い生き物だと思っています。
クモが巣を作っていく様子を見るのは好きだし、うっとりするほど上手に作るクモを見れば「あんた、巣作りうまいね!」と声をかけたくなり、糸もまばらな頼りない巣を見れば「もう何日も食べていないんだね、気の毒に」と思ったりします。蚊や毛虫に比べれば、よほど好きな部類に入る生き物です。
しかし。
自分ちのデッキや玄関先に作られたクモの巣は、残念ながら「きれいだね」では済まされません。放置しているうちにホコリがつき、小虫がつき、虫の屍骸がつき、蜘蛛の卵やら蜘蛛の子やらがつき、クモ本体にも貫禄がつき、もうかなりキタナイ、さわりたくない、おっかない物質に変化していきます。やがて灰色のかたまりになって天井から垂れ下がり、廃墟の雰囲気がただよい始めます。
朝露がキラキラしたネックレスみたいになっているうちに、ひょひょいと掃除してしまいましょう。きれいなうちに掃除すれば、ただのクモの巣とピチピチの若い蜘蛛1匹です。
さきっぽのフワフワしているのを抜いて、ひょろっとした部分にトイレットペーパーをぐるぐる巻きつけ、クモの巣をからめ取って、そのまま屋外用ゴミ袋(雑草や刈った芝を捨てている)につっこみます。クイックルワイパーハンディの本体が、するっと抜きとれるようにペーパーを巻いてくださいね。
クモ本体をやっつけたい場合は、ゴミ袋に殺虫剤を吹き付けるのもありだと思いますし、屋内に持ち込む勇気があれば、そのままトイレに流すのもいいと思います。
私は、クモがどこか邪魔にならないところで暮らしてくれるなら、ゴミ袋から逃げ出してもかまわないと思う・・・なので深追いせず、大騒ぎもせず、「ちょっと寄せた」くらいにして、デッキに洗濯物を干します。
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