わが家では、ほぼ100%夫が食器を洗います。
私と娘がテレビを見ているときだったり、風呂に入っているときだったり、寝てしまった後だったり、時間はバラバラですが、夜ゴチャゴチャになっているキッチンが、朝起きればきれいに片付いています。
おかげで、朝の台所仕事がとてもスムーズです。
毎日のことですから、ほんとうに助かります。
とはいえ、最初からうまく分担できていたわけではありません。
共働きなので、お互いに最初から「家事は分担するもの」という意識はあったのですが、 すべての家事を半分ずつやってみようとして失敗したり、食事作りを当番制にして気まずくなったり、いろいろな試行錯誤がありました。
さらに育児休暇中は、私が専業主婦状態だったため、夫は家事をしていませんでした。
育休を終えて職場復帰したころは、まだ私ひとりで家事を抱えていて、
離乳食の進め方もよくわからないし、仕事ではブランクを感じるし、家事も回らないしで、毎日いっぱいいっぱいでした。
時間が足りなくて、どうすれば時間ができるのか、真剣に考えました。どの時間にどんな家事をしなくてはいけないのか、エクセルで表を作って、洗濯は夜やったほうがいいのか、朝のほうがいいのか、買い物はいつするのか、離乳食はいつ作るのか、大人の食事は・・・とパズルのように頭をひねっていると、それを見ていた夫が「食器洗いは俺がやるよ」と言いました。
夫の食器洗いは、それから1年以上続いています。最初は平日だけやって土日は休み、私が代わりに洗ったこともありましたが、今では習慣がついて、ほぼ100%毎日洗ってくれるようになりました。こうなればもう「お手伝い」ではなく立派な「担当者」です。
エクセルで表を作ったのは、自分のためであって戦略ではなかったのですが、家事全体を文字にして見てもらったから、「これとこれは自分でもできるから、やるよ」と言ってもらえたのだと思います。逆に、「料理は無理だからまかせるよ」というふうに、「やらないこと」も夫が自分で決めました。
そんなわけで、私がパソコンに向かっている今この瞬間も、夫と娘が掃除をしています。
と、ものすごく自慢気になってしまったのですが、家事をしてくれる夫は天使でも救世主でもなく、実際はちょっと困ったことも起こります。
家事夫のデメリットについては、またの機会に。「家事する夫はいい夫?」として、家事夫3部作(?)完結編にしたいと思います。