現在は家事代行サービスをやめ、夫婦ふたりで家事をこなしています。
なぜ、家事代行をやめたのか……理由は2つです。
1.掃除スキルが物足りない
2.料理が口に合わない
ある日、帰宅した夫が家を見まわして「今日ってヘルパーさん来たんだよね?これで5千円?」と言いました。その言葉に、私は居心地の悪さを感じました。
最初の数回は、私も家にいて、いちいち「こうしてほしい」と伝えていたし、仕事をおぼえるためにヘルパーさんも2人で来ていて、料理が得意な人、掃除が得意な人がそれぞれ手分けするように家事をしていたので、「頼んでよかったでしょ?えっへん!」という出来栄えだったのです。
それが、留守宅をヘルパーさん1人にまかせるようになったら……。いろいろとクオリティが落ちてしまいました。
手が回らないのかと思い、「今日は食事は作らなくていいので、掃除だけお願いします」と言ってみたこともあったのですが、たとえば浴室の排水口は汚いままだったりして、仕事量を減らしても変化はありませんでした。
私はふだん、クレームは冷静にきちんと伝えることが多いです。そのほうが、お互いのためになると考えます。でも、今回は、「掃除が不満」とか「料理が口に合わない」とは、言えませんでした。
なんというか、家事って、合格ラインが主観的すぎて、不満を言っていいのかわからなかったんです。
料理だって、掃除だって、自分と全く同じようにできる人はいないわけで、世の旦那様たち(わが夫や父も含め)やお姑さんたちは、こういう気持ちで嫁の料理や掃除をガマンして過ごしてるのかなぁ、と思っただけでした。
私が家にいてひとつひとつ「こうしてください」と言えれば、また違った結果になったのでしょうけれど、留守のうちに家をきれいにしておいてほしいとなれば、自分のやり方と違うのはあたりまえです。そこを割り切れないようでは家事代行は利用できないと思います。
利用開始から2ヶ月後、ヘルパーさんに来てもらうのは、やめることにしました。
家事を他人にやってもらう難しさを痛感した出来事でした。